退職後のお金① 住民税

税金

退職後のお金というと生活費のことばかりを考えがちですが、忘れてはならないのが住民税です。毎年4月か5月ころ住んでいる自治体から6月から1年間の住民税の通知がきますが、住民税は”後払いの税金”ということを退職前から意識したいです。前年の所得に応じた住民税を6月から1年間払うわけです。

東京23区の場合は
前年(1月1日~12月31日)の所得額に応じて課される所得割
都民税 4%  特別区民税 6%

所得額には関係なく課される均等割(令和6年度)
都民税:1,000円
特別区民税:3,000円
森林環境税(国税): 1,000円
となっており

仮に2023年の課税所得が600万円だった場合は
都民税 24万円  特別区民税 36万円  均等割 5,000円
合計 60万5,000円 を2024年の6月から納付することになります。
月額 5万円ちょっとです。

ここでポイントとなるのが退職のタイミングです。
住民税は1年5カ月から最長2年間追いかけてきます。

2023年12月退職の場合は、
2024年5月まで2022年分の住民税を払い、
2024年6月から2025年5月まで2023年分の住民税を払う必要があります。
1年5か月間の納付期間です。
2024年5月に退職した場合は、
2024年6月から2025年5月まで2023年分の住民税を払い、
2025年6月から2026年5月まで2024年に5か月働いた分の住民税を払います。
5月退職は納付期間が2年です。

転職や再就職で収入がある場合はいいですが、
完全リタイアで無収入になる場合は、
退職後納付する住民税の分も用意しておきましょう。

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